桜並木の現状

桜の伐採が始まる

伐採された桜

2019年(平成31年)、越谷市によって、樹木医による北越谷元荒川堤の桜、284本の診断が行なわれ、A・B1・B2・C の 4ランクに分けられた。
 
C判定された桜は 63本。老朽化による幹折れや倒木の危険性があるということで、63本の桜は、順次伐採されることとなった。
 
伐採は 2021年(令和3年)から始まり、2021年、2021年の2年間で、20本が伐採され、2023年(令和5年)2月には 13本が伐採された。

伐採計画に待ったがかかった

この伐採計画に「待った」をかけたのは、「元荒川の自然を守る会」
 

 
北越谷元荒川堤の桜並木は越谷市民の共有財産であると考え、越谷市の担当者と合同会議を行ない、以下の「要望書」を提出した。

  1. 今回の伐採には賛成できない。
  2. 桜が長生きできるように手入れをしてほしい。
  3. 桜を伐採するための診断ではなく、長生きさせるための診断にしてほしい。
  4. 桜並木を今後どうするのか、将来プランを市民の意見も入れながら作ってほしい。

※4 元荒川の自然を守る会発行「元荒川ウォッチングリポート 2023年3月号」(No72)

桜並木は越谷市民の共有財産

北越谷元荒川堤の桜並木

昭和31年(1956)の植樹から今年(2023年)で 67年がたち、桜の老朽化も目立つようになってきたのは、たしかだ。倒木の危険性も無視はできない。
 
が、北越谷元荒川堤の桜並木は、「元荒川の自然を守る会」が主張するように、越谷市民の共有財産である。桜が少しでも長生きできるような方向で、維持管理がなされるよう切に願う。今後の動向を見守りたい。

参考|元荒川の自然を守る会

「元荒川ウォッチングリポート」元荒川の自然を守る会発行

元荒川の自然を守る会発行「元荒川ウォッチングリポート」2023年3月号

元荒川の自然を守る会の活動状況は Facebook で発信されている。

桜まつりは今後中止に

北越谷元荒川堤の桜まつり

越谷の春の風物詩だった「北越谷元荒川堤の桜まつり」は、今後開催されないことが、2023年3月に決定した。