家康・世良田から日光へ

家康の名言

徳川家康(出典:ウィキペディア)

宮川進氏

最後に家康の名言をご紹介しましょう。有名なものが多いですから、みなさんもいくつかはご存じかと思います。

  • 人の一生は、重き荷を負うて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。不自由を常と思えば、不足なし。
  • もっとも多くの人間を喜ばせたものが、もっとも大きく栄える。
  • 勝つことばかり知りて、負くること知らざれば、害その身に至る。
  • 堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。
  • 戦いでは強いものが勝つ、辛抱の強いものが。
  • 多勢は勢いをたのみ、憔悴はひとつの心に働く
  • 大事を成し遂げようとするには、本筋以外のことはすべて荒立てず、なるべく穏便にすますようにせよ。
  • 重荷が人をつくるのじゃぞ、身軽足軽では人は出来ぬ。
  • 願いが正しければ、時至れば必ず成就す。

最後に

来年(2023年)の1月から家康を主人公にした大河ドラマ「どうする家康」が始まります。今日、お話しした瀬名姫(築山殿)も登場します。瀬名姫役は有村架純(ありむらかすみ)さんが演じます。そのときに、今日のお話を思い出していただきますと、また違ったおもしろさがあるかと思います。

宮川進氏

今回は、「家康・世良田から日光へ」と題しまして、徳川氏の歴史や悲劇などについて申しあげたしだいでございます。

当日、宮川氏が作成した「徳川家康年表」が資料として配布されたが、本ブログでは年表の掲載は割愛した。

宮川進氏の略歴

昭和14年(1939年)生まれ。滋賀県近江八幡市出身。大阪市立大学法学部卒。安田信託銀行(現・みずほ信託銀行)、埼玉りそな銀行に勤務。2005年から10年余、NPO法人越谷市郷土研究会の会長を務める。現在、こしがや市民活動連合会副会長(広報兼任)。著書に埼玉県の主要な古墳を紹介した『埼玉の古墳めぐり謎とロマンの70基』(さきたま出版会)がある。

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